メンヘラJKどてにくのお話し

土手肉と腋で生きて行く

暖かい孤独の中で

春ですね。と言っても、もう桜は散りかけているのだと言っているのを見かけました。

 

花粉症がひどいので、春はあまり好きではないです。でも桜は綺麗だなと思います。桜、前までは花粉症でひどいくしゃみをしながら知り合いと見に行ったりもしましたが、いつからかそれもなくなりました。

 

外に出かけなくても桜が見れる時代になったからです。Twitterで友達とお花見に行った!というツイートをたくさん見かけました。とても楽しそうでみなさん笑顔で。春に咲く花には、こんなにも人を元気にさせる力があるんだなぁと思いました。そのような書き込みをたくさん見るうちに自分の中でもうお腹いっぱいになってしまうのです。インターネットはすごいですね。外に出なくても外のことを知れる。離れていても誰かと繋がっていられる。

 

離れていても誰かと繋がっていられるのに、何故いまの自分は孤独を感じているんだろう。少し皮肉ですよね。誰かとの繋がりが強化された日常で、それでも人は孤独を感じてしまう。

 

これだとまるで、自ら望んで孤独に向かっているように思える。自分から誰かとの繋がりから離れようとしているんじゃないかって、たまに思います。

でも僕はこの孤独が嫌いではありません。なんて可哀想な人間なんだろう。こんなにも暖かい孤独を僕は知りません。

 

多分これからもずっと、僕はこの暖かい孤独と共に生きていくのだと実感しています。

 

きっとこれは誰にも埋められるものではなくて、埋められるのはきっと思い出の中で生き続けているあの人とか、あの人とか。もう現実には存在しないものだから。

 

思い出の中に浸りながら暖かさを感じて、あのお花見の写真の人たちのように笑って生きていくんです。

 

なんだか、桜を見にいきたくなりました。